職場にてとるべき行動と考え方(部下編)
前回の記事「職場にてとるべき行動と考え方(上司編)」に続き、今回は「部下編」です。
所属するチームメンバーや上司に対して、どのような考え方やアプローチが重要なのかを考えていきます。
大きくは以下
- 仕事は自分から探す
- 問題を抱え込まない
- YESマンにならない
- 改善を繰り返す
の4点。ひとつずつ見ていきます。
仕事は自分から探す
「仕事は言われた事だけをやるのではなく、自分から探すもの。」
なんて事は、社会に出たら一度は耳にするくらい有名なフレーズではないでしょうか。
そこまで浸透している考え方なのに、これをやらない人は結構多いです。
これは、そもそも そう言う意欲がない人 もいれば、意欲はあっても「どうやって仕事を探せば良いかわからない!」と言う人もいるかと思います。
とりあえず、「仕事に対して意欲がわかない」と言う人は、恐らくこのページを読んで下さっている方の中にはいない と思うので割合します。
では、仕事のやる気はあるのに「どうしたら良いかわからない!」と言う人ですが、以下のような考え方を参考にしては如何でしょうか。
- 会社、またはチームの目的から考える
- 普段の自分の仕事の改善を考える
の2点。こちらもひとつずつ見ていきます。
会社、またはチームの目的から考える
まず、自分の会社、またはチームの目的が「最終的にどうなれば良いのか」を考えてみます。
いろんな会社があり、さらにその中でいろいろな部署があるので一概には言えませんが、例えばあなたが
ゲーム販売会社のゲーム開発部
に所属しているとします。
そうすると、会社の目的は「ゲームをたくさん売ること」ですし、ゲーム開発部の目的は「面白いゲームを作る事」ではないでしょうか。
もちろん、実際はもっともっと複雑で難しいと思いますが、とりあえずサンプルとしてこのようにシンプルに考えてみます。
ご自身の立場で考えるともうちょっと複雑で難しいと思いますが、頑張ってこの「会社・チームの目的」を考えてみて下さい。
普段の自分の仕事の改善を考える
会社、部署の目的がわかれば、今度は「今の自分の仕事の改善」になります。
上記の例をあげるならば、会社はゲームをたくさん売らなければならないし、ゲーム開発部は面白いゲームを作らなければならない。
逆に言うと、面白いゲームが作れれば、そのゲームはたくさん売れやすくなります。
なので「どのように面白いゲームを作るか」にかかってくるのですが、これもまず「面白い」と言う定義を分解してから考える必要があります。
何をもってして「面白い」とするのか、と言う事を考えた時に、
- 子供と大人、男性と女性では、面白いの定義がそもそも違うのではないか… → ターゲットをどこに絞るのか考える必要がある → 今までの顧客データを見やすくする為に工夫する
- そもそもバグだらけのゲームを作ってしまったら、面白いどころかマイナスイメージしかない… → バグテストの効率を上げる方法を考える
のようにひとつずつ分解して考えてみると、何から改善していけば良いのかわかりやすくなります。
もちろん実際はこんなにシンプルではなく、もっと複雑で考えるのは難しいですが、考えるクセをつけておくと次第に慣れてきます。
そして仕事の効率化がわかってくると、仕事はどんどん面白くなってきます。そうなると周りからも評価はあがってきますし、言うことなしです。
問題を抱え込まない
みなさんは、仕事で問題が発生した時どうしてますか? やはり、まずは自分で解決しようと試みるでしょうか。
しかし、どうしても一人では解決が難しい問題が、ときには発生します。
そう言った時は、速やかに上司に相談出来ると良いのですが、なかなか難しい場合もあると思います。例えば、上司がものすごく忙しそうにしていたり、それ以前にそもそも上司が相談しにくい人だったり、自分のミスのせいで発生した問題だったりと、理由はさまざまです。
しかし、上記のような理由で上司に相談しにくかったとしても、やはり何としてでも上司に報告・相談するべきだと私は考えています。
結果一人で解決に至れば問題ありませんが、そうでなかった場合、問題は時間が経てば経つほど大きくなるからです。
相談したくても、相談出来ない!したくない! そんな気持ちもわかります。それは、もしかしたら
「一人で解決出来ない = 能力がない」
と言う気持ちになるからかも知れません。
しかし、それは大きな間違いではないでしょうか。
「自分には出来ない」と言う部分を、自ら認める事が出来る人は とても優秀な人 だと私は思っています。
逆を極端にして考えるとわかりやすいです。
「俺はこんなにすごい事が出来るんだぜ!」
と言ってた人が、ぜーんぜん何も出来なかったら めちゃくちゃかっこ悪い と思いませんか…
すなわち、出来ない事を出来ないと認め、素早く責任ある人(上司)にその事実を報告する 事は、会社にとって重要なプロセスで、必要な事だと私は考えます。 問題が問題として認識されずに放置されるのは、会社としてはいつ爆発するかわからない爆弾がどこかに仕掛けられているのと同じ事だからです。
相談しにくい上司でも、もし問題が発生したならばそれを伝えるのが仕事です。もし何らかの理由で上司に相談しにくいのであれば、その理由も含め、更に上の上司に報告するのも良いかも知れません。
とにかく、そういった何か会社で問題が発生した場合は、速やかに事実を上司に報告しましょう。これこそが会社における、尊敬されるべき素晴らしい行動だと私は思います。
YESマンにならない
「YESマン」とは、上司の言う事を何でも無批判で従う人の事を言いますが、一般的にはあまり良い意味で使われません。
悪い言い方をすれば「権力に媚びる犬」の様な、なんだかカッコ悪いイメージがあります。
かと言って、何でもかんでも「NO!」と言えば良いワケではないと思います。相手の主張が正しいと思えばYESで良いと思います。ただし、相手の主張が間違っていると感じたら、少なくとも自分が納得するまでその主張の理由を聞いた方が良いのではないでしょうか。
間違っていると思ったまま仕事を進めれば、
「なんでこんな事やらなければいけないんだ??」
など考えて気分は悪いですし、そのまま仕事を続ければどこかで支障をきたすかも知れません。
なので与えたれた仕事に何か疑問を感じたら、自分が納得する理由がわかるまで聞いてみるのが良いと思います。
理由がわからないまま仕事を進めるのは仕事のミスにつながるかも知れませんし、モチベーションも上がらない気がします。
逆に、理由がわかった上で仕事にとりかかれれば根本的な間違いはなくなりそうですし、ストレスも少なそうです。 しかも、わからない事をきちんと聞ける人は周りからも「頼もしい存在」に見えると思います。
改善を繰り返す
これも見たまんまで、
何事も現状に満足せず「今よりもっと良くしよう!」と言う気持ちを持とう
と言う事なのですが、これは「職場にてとるべき行動と考え方(上司編)」で詳しく記載していますので、是非そちらもご参照下さい。
以上
- 仕事は自分から探す
- 問題を抱え込まない
- YESマンにならない
- 改善を繰り返す
の4点を紹介しましたが、これらはいずれも出来るようになれば周りからの評価は上がりそうな、素晴らしい行動と考え方だと思います。しかし、一気に実施するのはとても大変だと思います。 ですので、やれるところからちょっとずつ試してみては如何でしょうか。
私も引き続き頑張りますので、みなさんも私と一緒に頑張りましょう!