有名な言葉「かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め」について

このページでは、タイトルの通り

かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め

と言う有名な言葉から、尊敬される人物について考察していきます。

この言葉の意味については、言葉の通りなので内容を理解する事は難しくないと思います。

  • 人に施した恩はすぐに忘れましょう
  • 人から受けた恩は忘れないようにしましょう

と言う、2つの内容について書かれています。

しかし、意味は簡単理解できますが、実行するのは非常に難しい内容となっています。

ひとつずつ見ていきます。

 

人に施した恩は、すぐに忘れましょう

まず、「こちらが他人に与えた恩」についてですが、なぜ「すぐに忘れたほうが良い」のか。

逆で考えて見るとわかりやすいかも知れません。

友人に一度、食事をご馳走になったとしましょう。

その友人が、あなたに会うたびに

「この前、君に食事ご馳走したよね。おいしかった?」

と毎回言われたらどうでしょう。

これではいくらご馳走になったからと言って、逆に嫌な気分になるのではないでしょうか。

さすがにこんな極端な人はいないと思いますが、例えば言葉には出さずとも、心で「この前ご馳走してやった」と思いつずけたとします。そうすると、口には出さずともこれが 態度や言動に現れます「この前ご馳走してやった」と言う 恩着せがましい思い が 当人や周りには バレてしまう のです。

人に与えた恩を忘れていれば、上記のような事は起こりません。

要するに、相手に与えた恩をずっと覚えていると言う事は、恩を与えた相手に(無意識だとしても)何らかの見返りを求めている からであって、それがこの様な 尊敬とは程遠い現象として現れてしまう のです。

相手に何らかの見返りを求める行為がどれだけマズイ事かは、こちらのページ(相手に何かを求めない)で紹介していますので是非ご参照ください。

 

人から受けた恩は忘れないようにしましょう

こちらも文字通りですが、人から施された恩は忘れない事が鉄則です。

これは、尊敬うんぬん以前に、人としてとても大切な事 だと私は思っています。

他人から受けた恩を簡単に忘れてしまっては、「尊敬」どころか恩知らずとして悪人のレッテルを貼られる可能性すらあります。

受けた恩を感謝し続ける事は、自分の成長にもつながる行為です。(これについては、別途機会があれば詳しく記載します)

是非、自分が与えた恩はすぐに忘れ、他人から受けた恩は一生忘れないつもりでいましょう。