謙虚な姿勢

私は「謙虚な姿勢」こそが、尊敬される人の最も重要な要素だと思っています。

ただ、ご注意頂きたいのは、これは「ただひたすら謙虚に振る舞っていれば尊敬される」と言う事ではありません。

人間的に尊敬されるべき行動をとっていれば、自然に行動や発言は “謙虚になる” と言う意味です。

ですので、逆で考えると

「いつも行動や発言が謙虚な人は、普段から人間的に尊敬されるべき行動をとっている」

とも言えます。

 

なぜ「尊敬出来る行動」が「謙虚な姿勢」になるのか

では、なぜ

「尊敬出来る行動」が「謙虚な姿勢」になるのか

を考えてみます。

 

まずは、こちら

  • 常に上を目指している
  • 愚痴や人の悪口を言わない
  • 他人に何かを求めない

上記3点が、私が考える尊敬出来る行動になります。

これらを常に考え、行動をしている人が尊敬出来る人物だと私は考えています。

では、これらの行動が「謙虚」にどう結びついて行くのか、考察してみます。

 

常に上を目指している

これが一番「謙虚」に直結している行動かも知れません。

「上を目指す」と言うのは、“今の自分から見て” 上を目指すと言う事に他なりません。

何が言いたいのかと言うと、基準は「今の自分」であって、「今の自分」をもっと成長させたい! と考えている状態である、と言う事です。

と言う事は、現時点で “今の自分” はスタート地点にいる と言う事になります。

仮に数ヶ月経過して、その時よりももっとスキルや知識を向上させたとしても、やはり基準は「今の自分」なので、いつまでたっても「自分を今より成長させる」と言う考えは終わりません。

自分を永遠に成長させ続ける、と言う考え方です。

この状態の人は、「自分は常にスタート地点にいる」と言う感覚なので、自然と謙虚になります。

なぜなら「自分はまだまだ成長出来るが、今はまだスタートラインにいて、成長するのはこれからだ」、と思っているからです。

常に初心を忘れない考え方とも言えます。

この 常に上を目指す と言う事に関しましては、こちらのページ (常に上を目指す)に詳しく記載していますので、是非ご参考下さい。

 

愚痴や人の悪口を言わない

この「愚痴や人の悪口を言わない」と言うのも、尊敬されるべき人の基本的行動と言えるでしょう。

逆で考えてみるとわかりやすいかも知れません。

「いつも愚痴を言っている人」や「人の事を悪く言っている人」を見て、尊敬出来ますか? と言う話です。

もちろん、普通に生活していれば愚痴の一つも言いたくなりますし、ちょっとした事で頭にくる事もあると思います。

なので、上記の様な人たちを悪く言う必要も、思う必要もありません。

しかし、尊敬出来るか? と言われれば、それは「NO」と言えるでしょう。

ですので、まずは仮に愚痴を言いたくなったり、相手を悪く思ったりしても、グッと我慢して言わないようにする事が重要です。

ただし、これはひたすら我慢するべし!」と言う事ではありません。

考え方が変われば、愚痴や人の悪口は自然と出なくなります。

この件についてはこちらのページ(愚痴や人の悪口を言わない)でもう少し詳しく説明していますので、是非そちらもご参考頂ければと思います。

 

他人に何かを求めない

同僚に仕事をお願いしたり、友人に勉強を教えて貰ったり、誰かに何かを求める行為は日常的に行われています。

これ自体は別に珍しい事でも、特に悪い事でもありません。

しかし、尊敬される人物は基本的に他人に何かを求める行為をしていません。

他人に何かを求めると言う事は、楽に自身の欲求を満たそうと言う行為であり、自分の成長を妨げる要因にもなり得るからです。

もう少し詳しく書きたいのですが、この項目については非常に説明が長くなりますので、詳しくは別記事にて紹介致します。

是非こちらのページ(相手に何かを求めない)をご参照下さい。

 

我々がとるべき行動

上記で述べた通り、周りから尊敬されている人物は、以下

  • 常に上を目指している
  • 愚痴や人の悪口を言わない
  • 他人に何かを求めない

の行動をとっています。

最初は難しいかも知れませんが、常に上記3点を意識して行動していれば、考えなくても自然と行動出来るようになってきます。

それぞれの項目を詳しく記載したページがありますので、是非そちらのページもご参考下さい。

少しずつで良いので、これらの行動がとれるように心がけていきましょう。